ミレアとナナ
犬(パピヨン)との生活を初めて5年半になりますが、私たち同じ生き物として教えられることが多くあります。
これは犬全般に言えることかどうかはわかりませんが、わが家のパピヨンたちはとても平和主義者です。
二匹の犬がいるのでその犬たちのやり取りを見ているととても興味ぶかく感じます。
互いの気持ちを尊重しているように見えるパピヨンたち
わが家の犬は小さなときから片方が遊んでいるおもちゃを取りかえすと言う事がありませんでした。
今はほとんどなくなりましたが、ナナが子犬だったときにミレアのおもちゃを取ろうとしたことがありましたが、そんな時は1歳上のミレアがすぐに放してナナにあげるのをとても不思議に思いました。
もしかしたらナナがボスになるのではないかと思って犬の散歩でよく会う友達に話したところ、それはミレアがナナに貸してあげているのだと教えられました。
その方は長いこと犬を飼っている方なので、犬をよく知っている人です。
私は、小さなときからおもちゃは人間のもので、犬のものではないこと、遊んであげるときもこちらが「終わり」と言ったらすぐにやめることは教えてありますが、そんなことが影響しているのか、犬の性格なのか、犬本来の生き方なのかはいまだにわかりませんが、どこかで互いに尊重しているように見えます。
これは現在のナナにも当てはまることで、ミレアが使っているものは決して横取りしません。
動物の種類によっても異なるのでしょうが、団体で行動する基本を動物たちは生まれながらに身につけているのかもしれません。
人間の子供にも教えなければならない基本的なしつけが、いつの間にか犬もできていることは犬と暮らして初めて知ったことです。