私は餌を喜んで食べないパピヨンたちと5年も付き合っていることになります。
5歳を過ぎたミレアは量は食べないものの、毎食食べますので何の心配もありませんが、ナナは餌入れに飛び込むように食べるときと、喜んで食べないときがあります。
餌を食べないことにはかなり慣れてきていますが、ナナの場合は、重症筋無力症でまだ薬を飲んでいるので体調不良なのかと心配になります。
また、脳室拡張もあるので水頭症の症状が出ることの不安もあります。
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飼い主であっても犬に餌を食べさせることも水を飲ませることもできない
そのナナがとても食べるのがむらなので心配になるときがあります。
食欲のある時とないときを繰り返すのですが、現在はあまり食いつきがよくありません。
餌を前にお座りはするのですが、食べようとしないのです。
ふらふらと歩くこともありますが、餌の前でしばらく考え込んでいるようにみえます。
ミレアが食べ終わっても考えているときは、目が離せません。
最初に少量の鳥のミンチの缶詰に薬を入れて食べさせてから通常の(ドライフードに鳥のミンチを混ぜたもの)餌になるのですが、薬の入ったものを食べないでいるとミレアが食べかねません。
薬の入った餌を食べないうちは目を離すことができないので、見ていなければなりません。
忙しいときはイライラしますが、無理に食べさせることもできません。
ほとんどの日は長いこと考えて普通と同じくらいの量を食べるので、ナナの体調やその他のことが何も分からないままのやり過ごすことになります。
犬は何を考えているのか私にはさっぱりわかりませんが、私の思うようにならないことは確かです。
ミレアは子犬の時は食べなくて困りましたが、今は私たちの食べているものを欲しがる時もあり、食べてよいものは少し上げるのですが、ミレアはほとんどのものをすぐに食べますが、ナナは用心深くなかなか食べないので、ミレアに食べられてしまうことが多くなります。
ミレアに最初からはとらないように言うと、ナナは食べ物に猫のようにじゃれた後、好きなものは食べますが、臭いをかいだりして食べない時もあり、そんな時はミレアが食べてしまいますが、ナナは平気なようです。
わが家のパピヨンたちは餌のことで喧嘩をすることはほとんどなく、私たちが食べている餌箱に手を入れてもよけて怒ることもないのが不思議です。
食べ物は思いどうりに食べさせることはできませんが、食べ物以外のことは、私の言う事は聞いてくれるのですが、仕方がないと思っています。
犬が生きる最低限のことが私の思うようにいかないのですから、私のおごりはほとんど通用しないことを思い知らされます。
人にも犬にも謙虚にならざるを得ません。
物を言わない生き物と生活を共にしたことで、私の考え方も変わったのではないかと思います。
そのように我が家のパピヨンたちは私に色々なことを教えてくれます。