ミレア11歳、ナナ10歳になり、人間で換算すると50歳後半から60歳を過ぎた年齢になったようです。
いつまでも若いと思っていたのですが、どちらもとても好きだったボール投げも喜ばないようになったことは私たちには驚きでした。
ナナに至っては3歳の時に重症筋無力症で歩けない体でもやりたかったボール投げにほとんど興味を示さなくなった時、やはりそのような年齢になったのだと改めて感じました。
いつまでも若いと思っていた犬が高齢期になっていた
犬は人間に比べて寿命が短いことから、1日の長さも人間とは異なるのでしょう。ゆっくりと老いていく人間と同じような感覚で犬を見ていたことに身勝手さえ感じました。
ナナは重症筋無力症の病気があるので、病気がわかってからは長い散歩はしていなかったのですが、ミレアは私の散歩相手として、小さな体でしっかりと歩いてくれたのですが、ある時から今まで下がったことのないしっぽが下がり、家に帰ってくる頃には少し泡を吹きだしているのを見て驚きました。
私が運動のために歩いているのに、小さな3・4キロのミレアを付き合わせていたことに罪悪感を感じ、次の日からゆっくりとした散歩に変えて、私は運動のために一人で歩くことにしました。
子犬の頃は家の中を猛スピードで走っていたパピヨンたちもすっかりおとなしくなっていたことも、毎日一緒に生活していると気が付かなかったようですが、そんなことがあってから、優雅に日々を送ってほしいと思うようになりました。
犬にとっての日々の暮らしは規則正しく、1日にすることに順序があり時間管理はかなりしっかりしています。しかし私たちは犬のように同じことを繰り返せるわけではないのですが、その辺もしっかりと観察しています。
朝、起きてきた時の様子から、今日は留守番だということもわかるし、かなり言葉もわかっているようなのを見ると、言葉が話せないことが不思議になるくらいです。
家の中では空気のような存在になっているパピヨンたち2匹と二人の生活が10年以上も続いているのだと改めて思い知らされます。
特にナナは3歳の2月に重症筋無力症が発病して、歩けなくなった時には薬を飲みながらですが、こんなに元気に10歳を迎えられるとは思ってもいませんでした。
今は1歳年上の11歳になる元気いっぱいだったミレアがおしとやかにおとなしくなっていくのを見ると、いつまでも元気でいてほしいと願わずにはいられません。