先々日の午後4時近く、急に立とうとして倒れた後、体調悪化、翌日の午前11時20分の永眠とアッという間の出来事でした。
5週間前、食餌を食べなかったので、動物病院に連れて行き検査の結果、突発性免疫介在性血小板減少症と分かったのですが、こんなに早い死はわたしには想定外でした。
悪化してから、殆どの時間をわたしの腕の中で過ごし、安らかな時間が多かったのですが、一時間に一度数数秒苦しむと言う程度の安らかな最後でした。
一度も声を出さずになくなってしまったため、わたしの中にはすっぽりと穴が空いてしまいました。
亡くなった翌日の午後5時から火葬
本当に何もしてやれずに見送ってしまった私たちには花で埋めてあげることだけしかできませんでした。
好きなものを思い出しても、子犬のころにぬいぐるみやボールで遊んだだけで、ミレアには何も好きなものもありませんでした。
わたしが家にいる限りはわたしの足下にいつもいたことだけが思い返されます。
出かけて帰ってきても吠えなかったミレアですし、耳が遠くなったと感じていたのですが、歩いて帰ってきたときは隣の道路あたりから鳴き声が聞こえ、車の時は降りるとないて喜んでいたのを不思議に思い出します。
子犬のころから小食で、何が好きと言うことよりも、私たちは食べてくれるものを探すという状態でいたので、現在食べている餌とおやつを少々入れてあげるよりほかにすることがありませんでした。
たまにダンベルのような形をしたゴム製のおもちゃの他には何もなく、それは入れられないと言うことでした。
私たちが、ミレアの毛を形見に戴き、火葬の時間を迎えてしまいました。
3キロのミレアの骨は小さく、優しい色合いの袋に包まれたお骨を抱いて帰ってきましたが、残されたナナが、どの位分かるのかピイピイ言っていました。
その日は涙をこぼしながらあっと言う間に過ぎてしまいました。
火葬には娘が来てくれて、わたしと夫と娘が泣きながら抱っこして籠の棺に収めました。
ミレアのいない明日からどのように生きていけば良いか思いもできないままに火葬の時間を過ごしました。
そして、数日思い出しては涙をこぼし、眠れない夜を過ごしていましたが、今朝は3時から起きてきて回想しながら書いています。
眠れないのは、わたしばかりでなくナナも眠れないようでうろうろしていました。
昼間もミレアのいなくなった部屋にとても淋しそうにしています。
特に食餌の時はとなりで食べていたミレアがいないのが寂しいようで、しばらくミレアを探してからようやく食べ始めるという状態です。
一生忘れることはないと思いますが、ミレアのためにもナナのためにももっと元気を出さなければと思っています。